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by MEKANI-KONG
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カテゴリ:必読『檄文』( 1 )
サイト開局に際して




~発起人から、皆様へ~












さて、一体何から書けばいいのか。






語るべきことは、

その多くが、

加盟者の既知のこととなって幾許、

少々、戸惑いを感じつつ、

今、筆をとります。






人は、

個別に生まれ、

個別に死ぬことを決定づけられて、

この世界に投げ込まれ、

常にその個別に生まれ死ぬ孤独と、

身を重ね合わせながら、

命の灯が消えるその日まで、

長い長い旅を続ける生き物です。






困苦の中で、どこに向かおうとしているのか?

孤独と屈辱に耐えながら、どうして旅を続けるのか?






その答えは、

先人たちの足跡である、

人類史の中に見出すことができます。








人の築いてきた種の歴史は、

暴と武のせめぎ合いの連続のなかで、

武が暴をしりぞける幾度かの奇跡によって、

勝ち取った革命がもたらした変革が、

世界を本来あるべき姿に近づけてきた、

長い長い戦いの物語です。







ルネッサンスから500年を経て、

この世界はかつてと大きく変わりました。






馬鹿げた殺し合いは、

終始休むことなく続けられ、

今日もこの星のあらゆる場所で、

多くの人間が暴の脅威にさらされながら、

歯を食いしばり、それでも明日に向かって生きています。

世界は未だ不完全なままです。

それでも、かつてと比べれば、

遥かに人は、暴から守られて生きることが許される時代にいます。

大衆にとってルネッサンスの前後では、まったく世界はその姿を変えています。







しかしそれでもなお、

多くの人が正当な理由なく傷つけられ、

可能性を奪われ、

困苦と無関心の中で、

1人で戦いを続けています。

いつもどこかで、

誰かがひとり、

自身の尊厳をかけて、

絶望的な暴との戦いに挑んでいます。





暴とはなにか?

それは、人から良きものを奪い去るもののことです。

それは人から、人間への信頼を奪い去る竜巻であり、

望むことが許されて当然の幸せを打ち砕く拳であり、

愛する人の安らかな日々や、

その人がもつ多くの可能性を、永久に闇に葬る黒い獣です。





そして、人からあらゆるものを奪い去る竜巻や黒い獣たちは、

その殆どが人間でした。










竜巻や黒き獣たちは、

それらを別の誰かかから奪うことによって、

孤独から逃れようと、

繰り返し繰り返し、他人の可能性を奪ってきたのです。

彼らが恐れたのは、孤独が呼ぶ虚無でした。




人類史は、

孤独から逃れるために、

虚無を恐れるあまり、

「 奪う 」ことを選択した人々と、

「 奪われる 」境遇を打破するために抗う人々との、

終わりのない戦いの記憶です。




それは、我々の本当の敵が、

孤独という真実が人の心の中に生む、

「 虚無 」に他ならないことを示唆しています。






私達は、長い生涯の中で、

たびたび無力感と虚無感に支配された時間と向き合います。




そのなんと居心地のいいことか。




気が狂いそうになるほどの苦痛を感じながらも、

人は虚無に飲まれつつ、

これこそが世界の真実の姿であることを認識し、

絶望の中でその身を横たえる暗い情念に身を沈めます。





私達は、奇妙な生き物です。

一方で、身を引き裂かれるかのような苦痛を感じながらも、

もう1人の自分は、絶望の中にいる自分を冷静に見つめ、

嘲笑ってさえいる。

まるでそれが、当然であるかのような冷えた眼差しで。






人は、確かに、

孤独と身を重ね合わせながら生きていことを、

運命つけられてはいます。

そして虚無もまた真実であることは、誰にも否定できない事実です。






けれども、本当にそれだけなのか?

私達の、塵芥のような命は、本当に虚無の中にあってしかるべきものなかのか?






闇の中で、

それでも輝く人の意思は、

カケラも残されてはいないのか?





光はあります。

闇の中でこそ、輝く光が。







人が人の可能性を奪い続けてきたのが人類の歴史です。

しかしその「人の可能性を奪う行為」が、

人類史に大きなうねりと変革をもたらしてきた側面が、

私達に最後の希望をくれます。





人は、

孤独からくる不安と虚無から逃れるために、

力なきものから「 よきもの 」を奪い

「 よきもの 」を奪われた人間の絶望を

自身の慰みにする生き物です。





しかしながらその一方で、

「よきもの」を奪われた人間は、

絶望の淵にあって尚、

それでも立ち上がろうと繰り返し血を吐きながら、

この世界に変革のうねりを呼んできました。





孤独の生む不安と虚無がもたらす「 暴 」と戦う意思が、

私達に残された最後の希望です。




人には、

虚無の中からそれでも力強く立ち上がる意思が、

生まれながらに備わっています。

どれほど奪われようと、

どれほど尊厳を粉々に打ち砕かれようと、

それでも人は、砂を噛んで立ち上がる意思を、

心の奥に秘めて生まれてくるのです。




人は、何度だって立ち上がる意思を持っています。

例えそれが絶望的な戦いでも、

それに尚挑もうとする精神を、

すべからく人は、その魂に宿しています。





私達には、

孤独にも、

それが呼ぶ不安にも、

虚無にも、

絶望に対しても、

抗う術がある。

それに挑もうとする意思がある。

この意思がある限り、人は旅を続けることができます。







完全な世界を取り戻すための戦いを、続けることができるのです。





人は、自分の幸せがなにか、知っています。

たとえ味わったことがなくても、何が幸せか魂が記憶している。

なにが自分に幸せを感じさせてくれるのか、魂が覚えている。





人がどこから来て、

この世界ですこしの時を過ごした後、

どこに行くのかはだれにもわかりません。





けれども人は、確かに覚えている。

幸せがなんだったか。




そして、

この世界に投げ込まれた自分が、何をなすべきなのかを、

人類はちゃんと覚えています。






完全な世界を取り戻すための戦いを、人は続けてきました。

この星の誰一人として、悲しみの涙を流さなくてもいい世界をつくろうと、

暴に抗い、武を磨いてきたのです。

矛を止めるための盾を、連綿と育ててきたのが私達の歴史です。





大きな変革は、私達の世代ではきっと訪れることがないでしょう。

それでも、次の世代にバトンを渡すことはできます。

人が人らしく生きることができる世界に、

近づけることはできるはずです。

今日、ひとりで戦おうとする人間に、かけてあげられる言葉があるはずです。





「 ヨコの会 」は、

いつか訪れる大きな変革の時より、

ずっと先に生まれた世代が、

決して変わることのない世界に対し、

それでも尚抗うために開設されたページです。





私達の世代には、世界の夜明けに立ち会える機会はないでしょう。

けれども、それでも東に向かって歩くことはできます。




ちっぽけな一歩にすぎなくとも、

その一歩が人の実存です。

完成すべき課題を見出すことで、人は自己の生の使い道とベクトルを知り、

孤独と不安と虚無と絶望に、抗う力を益々強く育てるのです。




「 ヨコの会 」は、東へ向かって歩き続ける旅団です。




どうか、だれかがくじけそうになったとき、

力を貸してください。



東へ皆で向かえるように。




いつか世界の夜明けが来ることを願って。








かしこ
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by MEKANI-KONG | 2004-07-10 18:52 | 必読『檄文』


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